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習慣とは明治民法

戦後に改正された民法では、墓の継承者は「習慣に従って」とあるだけで、特に規定されていない。が、習慣とは明治民法であり、多くの場合はまさに「習慣に従って」、長男が「○○家代々之墓」を継承した。故郷を離れて都市に移り住んだ次男以下は新しい墓を建てねばならず、この人たちの需要を見込んで、一九七〇年代以降、民営の霊園が急増する。新しく建った墓は、塀で囲われ、門や灯籠がつき、家紋が彫られ、それ自体が「家」のよう。だが、葬儀や墓の奢侈化にともない、「葬式仏教」への疑問の声も上がりはじめた。江戸の檀家制度は、明治以降の「家制度」が補強する形で近代も生き延び、「半分だけ民主主義」の戦後になってもまだ機能した。

正月にふさわしい床飾りとは

ふだんは掛け軸だけでお茶をにごしている床の間も、お正月にはそれにふさわしいしつらえをしなければならない。まず、掛け軸からして富士山とか日の出といった正月の雰囲気に合うものを用意する。ほかに鶴亀、昇り竜、松竹梅などの図柄、あるいは文字ならおめでたい意味のものを選びたい。花も、いつもよりあらたまった花瓶に、松を加えたおめでたいものを生ける。正面にかけた軸の前には鏡餅だ。三方にのせたいところだが、なければ半紙を敷いただけでもいい。その向かって左側に屠蘇器、右側には花器を置く。地方によってはこれが逆になることもあり、屠蘇器がなければ、かわりに香炉や小さな干支の置物などを飾って、三点のバランスを保つ。これだけ整えれば、お正月を迎える部屋のしつらえとしては十分である。鏡餅のあることを考えれば、しめ縄と同じように苦飾り、一夜飾りにならぬよう、早めに準備したい。家の中心であることを示す床の間のないマンションなどでは、どこかを床に見立て、これに準じた飾りつけをしよう。

立食パーティ、お皿やグラスのスマートな持ち方は?

新製品発表会などパーティの場もビジネスシーンのうち。立食パーティでは、正式にはグラスやお皿、お箸などは片手で持つ。中指と薬指の上にお皿をのせ、人差し指と小指でお皿のまわりを固定するように押さえる。親指と人差し指の間でグラスを持つのがそのやり方。しかし慣れていないと不安定なので避け、料理を食べるときにはグラスをテーブルに置けばよい。そのとき、紙ナプキンやきれいな自分のハンカチをグラスの上に置いておくと、人に飲まれたり、お酒を注がれたりしない。それよりも食べてばかりで会話をしないほうがマナー違反。食べ物は食べられる分だけきれいにとりわけ、スマートにふるまうこと。知り合いだけで固まらず、初対面の人ともあいさつや情報交換を。両手にお皿とグラスを持っている人が多いので、会場内はまわりに気をつけながらゆっくり歩こう。